カンボジア日本人材開発センター(CJCC)では関西学院大学よりインターンシップ生を受け入れています。2024年10月~2025年2月CJCCでインターンを行った桝田青花さんにカンボジアでのインターン活動をレポートしていただきました。
関西学院大学総合政策学部 国際政策学科3年 桝田青花(ますだはるか)さん
私は、カンボジア日本人材開発センター(CJCC)の文化教育交流事業チームで約5か月間インターンとして活動しました。近隣の国を訪れたことがあり東南アジアの文化に興味があったことと、CJCCではビジネスプログラム、日本語プログラム、文化教育交流事業といった多岐にわたる業務を行っているため色々な経験ができると思い、CJCCでのインターンを希望しました。絆フェスティバルや留学フェアを初めとしたイベントにおいて、主に企画・広報・翻訳などの業務を行いました。
カンボジアを訪れたのは初めてで、想像していたよりもとても発展していました。特に携帯でトゥクトゥクを予約するとすぐにどこでも行けることや、スーパーで日本の製品が簡単に手に入ることに驚きました。滞在した期間が殆ど乾季だったということもあり、過ごしやすい気候でした。
しめ縄づくりイベント
2024年12月末にしめ縄を作るイベントを開催しました。しめ縄は稲藁から作られるものであり、またカンボジアでの生活を通して日本と同様にお米になじみのある食文化であることを実感していたため、日本の文化に親近感を持ってもらいたいと思い企画しました。また飾りつけにはカンボジアの国家であるロムドゥオルの造花を使用しました。イベントではカンボジアと日本の新年に関する文化の比較や、しめ縄の意味の説明を真剣に聞いてくれていた人がたくさんいたことが印象に残っています。作り方はカンボジア人の同僚にクメール語に翻訳してもらいながら説明することで、正確に伝わるように工夫しました。
絆フェスティバル2025 刺し子コースターづくりワークショップ
2025年2月に行われた絆フェスティバルでは、刺し子を用いてコースターを作るイベントを行いました。カンボジアに来て、食べ物や飲み物を買う際にたくさんのプラスチックが消費されていることを感じました。少しでもごみを減らすきっかけになることがしたいと思い、日常的に使ってもらえるコースターを題材として、このイベントを企画しました。簡単に経験できる日本文化の1つとして刺し子を取り入れました。学校で経験したことから裁縫になじみがある方も多かったようで、皆さんがこだわりを持って作っている様子を見ることが出来ました。
5か月間の活動を通して、様々な面で自分と異なる背景を持っている方々と働く難しさと楽しさを知りました。伝えたいことを伝えられないことに難しさを感じることもありましたが、伝えるためにどのような工夫をしたら良いのかを考える機会になりました。また賑やかで元気な同僚たちに囲まれて働くことができてとても楽しかったです。CJCCでたくさんの人と関わって経験させていただいたことはどれも本当に大切な思い出で、皆さんに会うためにまたカンボジアに帰ってきたいと思っています。
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