2025年3月26日 — カンボジア日本人材開発センター(CJCC)と第一生命カンボジアは、金融リテラシー向上および人材育成支援を目的とした覚書(MOU)を締結しました。本協定は、カンボジアにおける日本企業と教育機関の連携強化を象徴する重要な節目となり、同国の個人および企業の持続可能な成長を後押しすることを目指しています。
今回の連携により、122年以上にわたる歴史と実績を持つ日本の生命保険会社である第一生命カンボジアは、CJCCと協力して、金融教育の推進、ビジネススキルの育成、そして文化交流の促進に取り組みます。まず、個人や中小企業がより良い経済的判断を下せるよう、金融リテラシー向上のための知識とツールを提供します。具体的には、個人や小規模事業者が自らの経済的安定を図るための知識を身につけられるよう、金融リテラシー向上のためのプログラムを支援するとともに、日本のビジネス基準に基づいた研修を通じて中小企業の持続可能な成長を後押ししていきます。さらに、教育や文化イベントを通じて、カンボジアと日本の相互理解と友好関係の深化を図る文化交流活動にも取り組んでいきます。
締結式では、第一生命カンボジアのCEOであるMah Kin Yoong氏が、「本パートナーシップは、日本企業として、カンボジアの持続可能な発展に貢献したいという我々の想いを体現するものです。CJCCの多様な教育プログラムを支援し、文化活動を通じた相互理解を促進することで、両国の関係強化と長期的な成長の礎を築いてまいります」と述べました。
また、CJCC所長のキム・リアンも、「第一生命の支援を受け、金融リテラシーの取り組みをさらに拡充できることを非常に嬉しく思っています。私たちは、個人や企業がより安心して未来を築けるよう、実践的な金融知識を提供することを目指しています。今回の提携により、CJCCの教育的専門性と第一生命の金融分野における知見が結びつくことで、より大きな価値を創出し、社会に対するインパクトを高め、持続可能な発展を後押しできると考えています」と期待を語りました。
CJCCは、ビジネスと人材育成、日本語教育、そして日カ両国の文化交流の促進を三本柱とする活動を展開しており、第一生命カンボジアは、同国において生命保険・健康保険・金融サービスを提供する日系企業として高い信頼を得ています。今回の連携により、より多くのカンボジアの個人や企業がCJCCの研修プログラムや活動にアクセスできるようになると同時に、第一生命カンボジアが提供するサービスへの理解と利用の機会も拡大していくことが期待されます。両者のミッションとビジョンをともに前進させる、大きな意義を持つ連携として期待されます。
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